2009/04/02
レオナール藤田とシャンパーニュ

福岡市美術館ではレオナード藤田展が開催されております。
初めて藤田の絵と出会ったのは
留学先のアヴィニョンの美術館、ミュゼ・アングラドンでございました。
ここには、奥様の絵と藤田の肖像画がございます。
また、モジリアニの「ピンクのブラウス」 もございます。
日本人よりも先にフランス認められた画家、レオナード藤田、本名:藤田嗣治。
アヴィニョンで辛いことがございますと、
藤田の絵に励まされておりました。
藤田の絵を観ていると温かい気持ちになれます。
そして、半世紀前にもここ、フランスで成功治めた方がいるから
頑張ろうという気持ちになっておりました。

そして、色々調べておりますと
シャンパーニュー地方ランスのGHマム社の
敷地の前にシャペルを造った事を知り
シャンパーニューへ出掛けました。
1958年当時マム社の社長と親しくしていた藤田は
マム社の敷地内の礼拝堂を造り、わずか3ヶ月で壮大なフレスコ画を仕上げたそうです。
そして、「マム・ロゼ」のエチケットも描いています。
現在は、ミュズレ(王冠)のところに薔薇の絵が残っております。
この、シャペル・フジタが福岡市美術館に再現されています。
4月19日まででございます。